Windows2000/XPではコマンドプロンプトからのバックアップは許可されません。2000/XP
の場合は、この項を飛ばしてください。
BATファイルとは、拡張子(ファイル末尾3文字)がBATになっているものです。
このファイルに、DOSで実行する一連の命令を書いておきます。するとそのファイルを実行するだけで、そこに書かれている一連の命令を自動実行してくれます。
VSUを持っていないと、DOSは音声化が困難です。そんな場合に、一連の命令を書き込んだBATファイルを作成しておけば、ブラインドタッチによる入力が最小限に抑えられて便利です。
しかし、自動実行は便利な反面、思いがけないときに間違って実行してしまうなどの、危険を伴います。
だからBATファイルは、C:\などのルートディレクトリにおいてはいけません。(Windowsなどが使うBATファイルは置かれますが)。たとえばC:\Batなどというディレクトリを自分で作り、そこにおくようにしてください。
ここでは、C:\Batにおくものとして説明します。
Windows95/98/MEでDOS窓を使ってバックアップするときのBATファイルを作ります。
メモ帳などのエディッタを開き、下記2行を入力してください。
c:\D2F\D2F.exe s c: d:\bkdata\ /size=690M /prompt=off /beep=5
exit
C:\D2F\D2F.exeが実行ファイルです。
ここではフルパスで指定します。
各オプションの意味は、後述の、
■バックアップ用起動ディスクの調整で説明しています。
自分の環境に即した入力が終わったら、これをbk.batと名前をつけてC:\Batに保存します。
名前はなんでもいいです。拡張子がBATであるならば。
一度、ためしに実行してみましょう。
まずデータを置くためのd:\bkdataディレクトリを作成しておく必要があります。これがないと、D2Fは問いかけのメッセージを出します。そのため停止してしまいます。
スタートメニューからMS-DOSプロンプトを実行し、DOS窓を開きます。そしてブラインドタッチで、C:\Bat\bkと入力して実行してください。
「ファイル名を指定して実行」からbk.batを指定して実行してもいいです。エクスプローラでbk.batを選択しておいて、単純にENTERでもBATファイルは実行できます。
しかし、D2Fのオプションに間違いがあったときなど、DOS窓が開かず、ハングしたような状態になるかもしれません。それで、最初は手でDOS窓を開き、ブラインドタッチ入力をするのがいいと思います。
処理には時間がかかります。
beep指定があれば、処理が続いている間は、beep音が一定間隔で続きます。
そして処理が終われば、beep音がやみます。自動的にDOS窓が閉じるはずです。閉じないときはALT+F4で閉じてください。
処理実行中は、他のプログラムを可能なかぎり動作させないほうがいいです。
またバックアップ処理の前には、スキャンディスクやデフラグを実行しておくことが望ましいです。